物を元の場所に戻さない
何故なんでしょう。
使った物を元の場所に戻さないのは。
何故なんでしょう。
使った物を元の場所に戻す気がないのは。
うちの家族(私以外)は、使った物を元の場所に戻さない。
理由はその時々であるようです。
「今はこれ(テレビだったり、ネットだったり)見てるから」
「うん、もう少ししたらする」
「この後でする」
「ちょっと置いといた」
観察していると、だいたい、使った後は用済みの物になってしまって、その物に気持ちはなく、次のことに気持ちがいっている感じに見受けられます。
この時の「後で」とか「もう少し」とかいう時間の長いこと。
こちらは待っている身なので、待ち時間はとっても長く感じます。
更に、「早く片づけて」なんて言おうものなら
「するって言ったのに」とキレられます(-_-;)
服は脱ぎ捨て物は床置きし動線を潰す
更に、パワーは増します。
脱いだ服は床に脱ぎ捨てます。
バッグから出した物も床にどんどん置いていきます。
動線はどんどん潰れます。
「片づけて」
と言うと
「はい」
と立派な返事をしますが、スマートフォンを見て何もしません。
何度も言うとこちらも疲れるので、本人が片づけるまで根気よく、物を避けながら気をつけて歩きます。
気をつけないと、足を取られて転びます。
でも、足を取られそうになっても「早く片づけて」とは言いません。
「危ないわ。転ぶ」と言います。
すると、「気をつけて」と言ってくれます( ̄▽ ̄)
心配することと片づけることはリンクしていないようです。
お互いのテリトリーは確保する
ちなみに、夫は動線だけは確保して自室を散らかしています。
夫婦別室なので、自室を散らかすことについては何もいいません。
片づけると、逆に苦情がきます。
私が夫の大切な物かどうかを選別できないので何も触って欲しくないみたいです。
子どもは、自室・リビングすべてを散らかしまくります(-_-;)
夫の遺伝子が強いようで、片づけることが本当に苦手な様子です。
子どもからすると、自室もリビングも自分のテリトリー。
家が狭いので、子どもと私は同室です。
それには子ども自身は不満はないようです。
全部自分のテリトリーなので。
だから、共有する場所はキレイにして欲しいという私のお願いは聞いてくれますが、速攻性のある実現は不可能な状態です。
私のテリトリーは…というと、台所くらいですか。
でも、テリトリーは居心地がいい場所だと思います。
ということは、居心地良すぎて散らかせるぐらい心に開放感があるのでしょうか?
片づけられない人は片づけたくない訳ではない
子どもは言います。
「一人暮らししたらお母さんがいないから自分でする」
「ちゃんと自立できる」
それは、自分で「できてない」「自立していない」と認識しているということ。
片づけられていない自分をちゃんと反省しているようです。
なので、3カ月に一回くらい、大掃除らしいことをしています。
大掃除をした次の日だけ散らかさないように気をつけていますが、その次の日からは徐々に元に戻ります。
夫はというと、自分なりに片づけているという主張。
ただ、いつもどんな時も、8割までやって2割残します(-_-;)
例えば、DIYで棚を作るとします。
棚を作り、色を塗ると塗り終わったペンキの缶や刷毛は置き去りになり、木くずや木片もそのまま、ノコギリもそのまま。
最後の片づけをしないのです。
でも、不思議に思って本人に聞くと、「また使うからすぐ使えるように置いてある」とのこと。
2割残す理由は「また使うから」
結局「また」の機会はこないのですが…私がお願いした時にいる物しか作らないので。
私も「また」のために置いてあると言われると、片づけにくい。
この例えは、わかりやすく大掛かりなDIYにしましたが、日常生活もずっとこんな感じなので、散らかす、片づかない、私も片づけにくい。
でも、片づけたくない気持ちではなく、片づけたい気持ちはあることはよく理解できます。
理由はちゃんとあるので、私の価値観で「ダメ」出しするのも間違っている気がします。
それぞれ大事なことは違いますから、そこはお互いを尊重したいと思います。
きっと私のことも気遣ってくれていると思うので(そう信じている(^^♪)
お互いの気持ちに折り合いをつける
片づけたくない訳ではないので、その気持ちをきちんと尊重しつつ、私の片づけて欲しい気持ちもきちんと伝えています。
やっぱり私の気持ちも尊重して欲しいです。
我慢だけしていると、イライラしますから。
そこで、私が身につけた方法!
それは、私がイライラしないように、そして相手がスムーズに片づけてくれるように、私がいつも気をつけているのは、相手のタイミングを見計らうことです。
もちろん、私のタイミングで相手が片づけてくれたら、それはとても私にとって都合が良いことです。
でも、それは、自分の都合を相手に押し付けているだけですよね。
なので、本当に片づけて欲しいときは、夫や子どもの様子を見て、片づけられそうか声をかけます。
ここが大切です。
「片づけて」ではなく、「片づけられそう?」と聞きます。
「今無理」とか「後で」とか言われたら
「○○で困っているから、△△までに片づけて欲しい」とお願いします。
○○は片づいていないことで困っている理由、△△は片づけて欲しい期限、日にちを伝えています。
私の提案が良ければ、夫や子供は「いいよ」って言ってくれますし、ダメならこちらが聞きます。
「いつ頃なら片づけられそう?」
そうすると、夫や子供は「△△にはできる」と答えをくれます。
本来、片づけたくない訳ではないし、困っているのであれば助けたいと思うのが心情なので、このやり方でいつも円満解決です。
相手を思いやりたい気持ちと自分を思いやって欲しい気持ちは、誰もが持っている矛盾した気持ちです。
その両方を満たすためには、一方通行にならずに、お互いの気持ちに折り合いをつけていくことが家庭円満のコツだなぁ…と日々の生活で実感しています。